北京五輪　決勝戦

（日）○上野
（アメ）●オスターマン、アボット　－　ヌーブマン
本塁打：山田（日）、バストス（ア）　2塁打：三科（日）

決勝戦は再び日本とアメリカとの戦いとなった。日本の先発は上野投手、アメリカはオスターマン投手で始った。1回表の日本が3者連続三振に終わる。1回裏のアメリカはエラー、ヒットなどでいきなり1死満塁のチャンスを作るが無得点に終わる。2回は両チームとも無得点。3回表の日本は先頭の三科選手がレフトに2塁打を打ち、犠打で1死3塁のチャンスを作る。藤本選手は三振に倒れるが、狩野選手がショートに内野安打を打ち先制点を上げる。更に、4回表には先頭の山田選手がセンターに本塁打を打ち、“2－0”とリードを広げた。　一方のアメリカは、4回裏に上野投手を捕らえ、4番バストス選手が本塁打を打ち、1点を返した。6回裏のアメリカは、ヒットと内野ゴロで1死2塁のチャンスを作り、4番バストスに打席を回した。日本ベンチはバストス選手を敬遠し、更にクレッチマン選手にも四球を与え1死満塁のピンチとなった。しかし、上野投手が後続打者を打ち取り無得点に抑えた。7回表の日本は、先頭の廣瀬選手がレフトにヒットを打ち、相手のエラーや内野ゴロの間に1死2-3塁とチャンスを広げ、藤本選手の内野ゴロを相手が送球ミスをして1点を追加した。7回裏のアメリカは先頭打者がヒットを打つが、上野投手が後続打者を押さえ完投勝利となり、日本がオリンピック初優勝となった。